利益額に応じて還元されないボーナスはデメリットでしかないと思う
いきなりですが、みなさんは昨年のボーナスは貰えましたか?
去年はコロナの影響をもろに受けたので例年に比べてボーナスが減ったという人も多いのではないでしょうか?中には「そもそもボーナスなんてうちの会社にはない!」という人も居る事でしょう。ちなみに私は例年に比べると夏、冬共に減りました。
そこで今日は前々から思っていたボーナスについての不満を書きたいと思います。
ボーナスとはそもそも何か?
まず最初にボーナスの定義を明確にしましょう。という事でドン。ウィキペディア先生がこう言っていますのでこれをベースに考えます。
賞与とは、定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、特別な給料のことで、ボーナス やお給金とも呼ばれる。
ウィキペディアの「賞与」より抜粋
そう、「定期給とは別に支払われる特別な給料」という性質から、別に会社としてはボーナスを出す必要はありません。強いて言うならなんか嬉しいという。。。だがしかしそれは大抵罠です。
ボーナス欲しいですか?
ここで質問です。あなたはボーナスがある会社に勤めたいですか?それとも無い会社に勤めたいですか?
私はどちらかというと無い会社に勤めたいです。
これは何故かというと、正しく会社の利益の変動に合わせてボーナスの金額が上下する会社でない限り、有事の際に給料調整弁として利用されているだけだからです。
具体的にどういう事かというと、利益が大幅に出ていても決められた月数分しかボーナスとして還元されない会社が一定数あるからです。それか増減があったとしても誤差のレベル。
しかし今回のコロナの様な不景気になると、本来では不利益変更という簡単には行えない人件費の抑制が、ボーナスの減額というバッファーを使う事で調整できてしまいます。まぁ唯一のメリットとしては、これにより会社が倒産しない可能性が上がるという側面はあると思います。
結論と余談とか・・・
という事で結論としては以下の通りです。
- 利益に応じてボーナスが適切に増えるのであればボーナスがある会社が良い
- 利益に関係なくボーナスが一定の会社であれば、ボーナス無しが良い(内訳をボーナスという形にしただけ)
個人的には生活プランが立てやすい年俸制とかも悪くないと思っています。
ぶっちゃけボーナスがほぼ固定なのであれば月の給料がきまった段階で、「×12カ月」すると年俸は出る訳で、その場合ボーナスという減額バッファーがない年俸やボーナス無し給与構成の方が良いです。ちなみに年俸制だと残業代が出ないとか意味不明な事言う人は労働基準監督署で洗脳を解除してもらってください。
改めて考えるとボーナス(最低0円になり得る可変的要素)なのだから基本貰えないものと考えて、その状態で年収の期待値を見るのが一番安全なんだけども、ボーナスを0円で考えると年収が低すぎてマジ震える。😱
今回ピンチになった理由の中に住宅ローンが払えず家を手放す事になったみたいな記事をチラホラ見ますが、皆さんも住宅ローンの返済にボーナス払いとか入れない方が良いと思います。あくまでボーナスがあった時に繰り越し返済として手動で返済するのが安全かなと。(実際に高額ローン組んだことないから想定だけども)
あと余談ですが2003年4月に「総報酬制」が導入される以前はボーナスでもらっとけば社会保険の徴収が無かった様なのでボーナスの有無によって大幅な格差が生まれていたみたいです。社会保険料は労使折半なので会社も美味しい、社員も美味しい、しかも現在より年金高いというwin:winな状態になりますが、そう考えると1990年代とかで働いていた人達に比べて今の人は同じ年収でも圧倒的に利益が少ない様に感じ絶望しますが・・・
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